【解説】筋肥大と筋力アップの違いについて【体を大きくしたい人とパフォーマンス力を向上したい人】

トレーニング

 

こんにちは!coach-aです!

coach-aは筋トレ歴1年半でベンチプレス70kg→120kg、スクワット100kg→145kg、デッドリフト100kg→160kgになることができました。

今日も読者様の疑問を解消できるような有益な情報を書ければと思います。

 筋肥大と筋力アップの違いについて

 

この記事を読む人は

そもそも筋肥大と筋力アップって何が違うの?

筋肥大のためにはどんなトレーニングすれば良いの?

競技のパフォーマンスを上げるにはどっちをやればいいの?

と、思っている方々じゃないでしょうか?

 結論

筋肥大

  • 見た目がでかくなる
  • 長期的(1〜2年)に競技パフォーマンスが上がる

→ボディメイクしたい人におすすめ

筋力アップ

  • 見た目はあまり変わらない
  • 短期的(2〜3ヶ月)で競技パフォーマンスが上がる

→スポーツを行っている人におすすめ

 

結論はかなりザックリと書きました。

もっと詳しくご紹介しますね。

「1.筋肥大と筋力アップとは」

一つ質問させてください。

「みなさんは筋肉トレーニングをしていますか?それとも筋力トレーニングをしていますか?」

筋肥大と筋力アップの違いを知るためには、「筋肉」と「筋力」の違いについて知る必要があります。

「筋肉」は車の「エンジン」みたいなものです。

「エンジン」が小さい軽自動車と「エンジン」が大きいF1カーでは出せるスピードが違いますよね。

(筋肉が少ないガリガリ君と筋肉が多いマッチョマンでは出せるパワーは違いますよね。)

「筋力」は車の「ギア」みたいなものです。(ちなみに「ギア」って歯車のことです。)

いくら大きい「エンジン」を積んでいても「低いギア」で走っていてはスピードは出ません。「高いギア」まで上げることでスピードが出ますね。

どちらも筋肉が大きい「ボディービルダー」と「ウエイトリフティングの選手」で比較しましょう。

「ボディービルダー」は鍛え抜かれた肉体美を追求します。筋肥大に重点を置いた競技です。筋力を必要とはしていません。(もちろんトレーニング中には筋力があったほうがいいですが、筋力アップに重点を置いていないという意味です。)

「ウエイトリフティングの選手」はいかに重いバーベルを持ち上げられるかを追求します。筋力アップに重点を置いた競技です。

「2.筋力が強い人の特徴」

筋力を強くするにはいくつかの要因があります。

  • 速筋の量が多い
  • 神経伝達がうまい
  • 腱のつき方

「腱のつき方」は遺伝的な問題も大きいので今回は説明しません。

「速筋の量を増やすこと」と「神経伝達をうまくする」ことについて詳しく説明していきます。

「速筋の量が多い」とは?

人間の体には筋肉があります。筋肉は筋繊維の集合のことです。 筋繊維には速筋と呼ばれるものと遅筋と呼ばれるものがあります。

速筋は「一瞬で出せる力がでかい」という特徴があり、

遅筋は「長く力を出し続けられる」という特徴があります。

先ほどの「ウエイトリフティングの選手」と「ボディービルダー」を例に考えてみましょう。

ウエイトリフティングの選手は速筋が多く、ボディービルダーは遅筋が多いことが分かっています。

同じ陸上競技でも

100m選手は速筋が多く、マラソン選手は遅筋が多いことが分かっています。

なんとなくイメージできましたか?

筋力が強い人は速筋の割合が多いということです。

「神経伝達がうまい」とは?

 

動物は、脳から「動け」という電気信号が筋肉に送られ、その電気信号をキャッチした筋肉が動きだします。

この脳から筋肉への伝達をうまくすることが筋力を最大限に発揮するためのポイントなのです。

みなさん、筋力を発揮するための方程式をご存知ですか?

筋力(パワー)=力×速度

「筋力」を上げるには「力」が大切なのはなんとなく分かりますが、「速度」もとても大切なんです。

この「速度」を上げるということが、「神経伝達がうまい」ということにつながるわけです。

ウエイトリフティングの選手は「一瞬で重いバーベルを素早く挙げるトレーニング」をするので神経伝達(速さ)がうまくなるということです。

ボディービルダーはどちらかというと「ゆっくりとバーベルを挙げるトレーニング」をするので神経伝達(速さ)はうまくならないということです。

ここまで読んで筋力が強い人の特徴について少し分かったでしょうか?

それがそのままタイトルの「筋肥大と筋力アップの違いについて」の答えになると思います。

  • 「筋肥大」は「筋肉を大きくする」ということ
  • 「筋力アップ」は「筋肉の持っている力を最大限に発揮する」ということ

 だと言えますね。

結局どうすればいいの?理屈は分かったけど、行動に起こしたい!

という人も出てきたと思います。

  • 短期的(2〜3ヶ月)で結果を出したい!という人は筋力アップを
  • 長期的(1〜2年)で結果を出したいという人は筋肥大を

目的に応じたトレーニングを行うことをオススメします。

バスケットボールやサッカーなど、体がデカすぎても重くて走れないと使い物にならないような競技では筋力アップを目的としたトレーニングを行うことが短期的に結果を出すにはオススメです。

しかし、絶対的な筋肉がないと頭打ちになるので、ある程度の筋肥大も絶対に必要になります。

今の自分には何が足りないのか、いつまでにどのくらいの能力が必要なのかは人それぞれです。

自分にあったトレーニング内容を選択できるようにしましょう。

「3.体験談」

coach-aは現在30歳です。

大学卒業してから少し経った24歳くらいまではダンクが出来てました。

ちなみに24歳当時の身長は187cmの体重70kgのガリガリ体型。

BIG3もベンチプレス70kg、パラレルスクワット90kg、床引きデッドリフト100kgくらいのガリガリ君でしたけど、ダンク出来ました。

もう一回ダンクしようと思ったのが28歳、週に一回しかバスケの練習してなくて太りまくってたのでジャンプしてもリングに指がちょろっとかかるくらい。

筋肉はないけど脂肪がついたカッコ悪い体でしたね。

28歳から筋トレを始めて1年半でベンチプレス120kg、パラレルスクワット145kg、床引きデッドリフト160kgまで上がりました。

でも、まだダンク出来ません。笑

ほんとちょっとだけリングから指出るくらいでした。 

体はカッコ良くなりました。

最近(2021.3月くらい)になって筋トレだけじゃなくてSSC(要は筋力トレーニング)始めたんですね。

そしたらジャンプ力爆上がりしてます。

今は手首が出るくらいまでになりました。

まぁ、まだダンクは出来ませんが。笑

ダンクの練習はジャンプの練習とはまた別物ですね。

さて、何が言いたいかというと

 

  • 筋肉と筋力は関係しているけど別物
  • 筋力アップを意識するとパフォーマンス(ジャンプ力)は上がる
  • 筋力アップは比較的早く効果が出る(体感として2ヶ月くらい)

 

2021年度中にはダンクします!!

 

「4.まとめ」

筋肥大:かっこいい体になる。長期的(1〜2年)に見ると間違いなくパフォーマンスを上げてくれる

筋力アップ:体はあまり変わらない、短期的(2〜3ヶ月)にパフォーマンスを上げてくれる

少しはお役に立てたでしょうか?

みなさんの疑問に少しでも分かりやすくて有益な情報を提供していけるように頑張ります!

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